「冬虫夏草って何?効能や副作用について」
「冬虫夏草」と聞いて、すぐピン!とくる人はまだ少ないかもしれませんね。一体何でしょう?そもそも何て読むの?これを読んだら、ネットで画像を探したくなるかもしれません。
冬虫夏草(とうちゅうかそう)は、地中にいる幼虫や蜘蛛などに寄生する菌類で、きのこの仲間とされています。中国では、不老長寿の生薬として重用されてきました。
冬虫夏草というユニークな名前は、その生態に由来します。冬虫夏草が寄生した虫は、冬は生きることができますが、いずれ寄生菌によって殺され、夏頃から「子実体」と呼ばれる生殖体が生えてきます。写真を見ると、ちょっと恐ろしい感じがします。
世界には300から400種類の冬虫夏草があるとされていますが、過労や喘息、生活習慣病といった現代社会人に多いトラブルに効果が期待できるものは、ごく少ないようです。
冬虫夏草の中で最も効能があるとされるのが、コウモリガの幼虫に寄生して発芽する「コルディセプス・シナンシス」というものです。チベット地方の標高3000m以上の場所でしか育たず、見つけるには、残雪がある5〜6月という短い期間で、地表にほんの数ミリから数センチほど出ているものを探さなければなりません。非常に希少価値の高いものなので、“幻の聖草”という呼び名が付いています。海外への輸出が規制されていたり、1kgで数十万円すると言うのも納得いくかもしれませんね。
コルディセプス・シナンシスを摂取するには、人工的に培養され、サプリメントとして販売されているものを選びましょう。
冬虫夏草によって副作用を起こすのは、ごく稀のようです。無毒なので多量に摂取しても、吐き気を催したとか口の渇きを感じたといった程度の症状で済みます。
しかし、“天然の”冬虫夏草はまだ「安全だ」と確証されていないので、注意が必要です。
サプリメント以外にも、冬虫夏草は、スープや煮込み料理、薬酒、健康食品に使われるエキスなどに使われています。
日本のネット通販でたくさん扱われていますので、注意書きをよく読んだ上で試してみると良いでしょう。